私たちへの不同沈下の相談のキッカケに「お住まいの方の身体の不調」があります。
人間には、本人が意識していなくても常に身体を平衡に保とうとする機能が備わっています。
しかし、不同沈下した家で生活していると「視覚的に感じる水平」と「内耳にある三半規管が感じる水平」に誤差が生じ、人間の平衡メカニズムに狂いが生じます。
その期間が短期間であれば「なんか変だな」とか「頭痛がするな」程度で済む事が多く、大事には至りませんが、毎日不同沈下した家で生活していると知らず知らずのうちに「自律神経」に不調を来していきます。
その身体的症状は「目まい」「立ちくらみ」「頭痛」「耳鳴り」「肩こり」「倦怠感」「吐き気」「不眠」など自律神経失調症の症状そのものであり、 ひどい場合には寝込んでしまう方までいらっしゃいます。
精神的症状としては、不安感や憂うつ感、イライラやあせり、集中力の低下などさまざまです。
また「更年期障害」によるものと勘違いされる方や、そのまま「慣れてしまう」方もいらっしゃいます。
特に、お子様がいらっしゃる家庭では注意した方が良いといえるでしょう。
なんだか最近体調が優れないとか、引っ越してからなんだか調子が悪いという方は一度、建物の「不同沈下」を疑ってみてはいかがでしょうか?
病院の先生でも、家の傾きまでは突き止める事は不可能ですから「長年の不調の原因は家の傾きだった」という可能性があります。
新築住宅でも既存住宅でも、新たに不同沈下している可能性があります。
上のグラフは、家の事故を部位別に集計しています。全体の20.11%が基礎・地盤に起因しています。
下のグラフは、支払った保険金に占める部位別の割合になります。
このグラフを見ると、全体の2割ほどしか占めていなかった基礎・地盤の事故も、支払い保険金額の割合に直すと全体の66.35%を占めることが分かります。
つまり、基礎・地盤に起因する事故は確実に起きており、また、事故が起きてしまうと高額となることが分かります。
※上記のグラフは他社のデータを基にしています。
現場目視調査(無料)
担当による地盤調査前の下見(状況把握)です。
原因調査(地盤調査・傾き簡易測量)
地盤の調査を行い、原因の推測、沈下修正工法の選定のための調査をします。
原因調査には費用がかかります。
お見積もり
調査の結果を基に沈下修正の見積もりを算出します。
施工作業
居住して頂いたままでの作業となります。約2週間から1ヶ月前後の作業となります。
最後にジャッキで基礎を正常な状態まで持ち上げます。
工務店様による建物の修理・補修
修正後に建物自体の修理や補修が必要となります。
あらかじめ工務店様と相談の上沈下修正を行う様にした方がいいでしょう。
工務店様による建物の修理・補修
建物修正・補修後お客様へのお引き渡しとなります。