【地盤改良工事】MS基礎工法
MS工法とは
軟弱地盤における建物の不同沈下を防ぐ目的で、従来の地盤補強工法(杭・表層改良)では対応が不可能な地盤にも対応できるよう研究開発された特許「安定材付きベタ基礎工法」です。
長年の技術実績をもとに安心(地盤保証)できる開発を行い、2~3階建住宅用の画期的な軟弱地盤補強対策として、「安定材付きベタ基礎工法」を開発し、特許を取得しました。
ベタ基礎(Matfoundation)+安定材(Stabilizer)の頭文字により、MS工法と呼称しております。
MS工法の原理・概念
概念図
1. 建築予定地盤が元々持っている、原地盤支持力(qa)
2. 連続梁的改良壁の側面に生まれる、側面摩擦支持力(Rf)
3. 連続梁的改良壁の底盤に生まれる、先端支持力(Rp)
4. 改良壁とベタスラブで、原地盤が拘束された時に発生する、安定力
MS工法の構築方法
1. 小型ショベルを用いて、所定間隔・所定深さに地盤を掘削します。
2. 掘削した土に、地盤改良材(セメント系固形材)を混合・攪拌します。
3. 混合・攪拌した土の埋め戻し転圧を行い、連続梁的な改良壁を構築します。
4. 連続梁的な改良壁の構築が完了後、さらに地業転圧を行う。
5. 一体化した連続梁的な地盤改良壁(S)の上に、ベタ基礎(M)を構築します。