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住宅の地盤について

先人たちは良い地盤を知っていました。
だから地盤の良い場所へ集まり「家」を建て、
やがて街ができました。

良い地盤

地盤の悪い場所では開拓しても 田畑として利用する事で、
良い地盤と悪い地盤の住み分けができていました。
やがて人口が増え地盤の良い場所が不足してきました。

そこで、労働力、機械力にものを言わせ丘を削り、
田畑や湿地帯に土を移動させて宅地を造成していきました。
またコンクリートが大量に使用できるようになると山を削り、
擁壁で雛壇のような大型団地が製造されるようになりました。

そこには先人たちがあえて「家」を建てなかった場所や、
人工的に製造された地盤が含まれています。
実は、そこに大きな危険が潜んでいるのです。

住宅の基礎について

ベタ基礎が最近かなり多く見受けられるようになりました。接地面積が大きくなるわけですから接地圧は下がりますし、
全体的に荷重を受け止め、剛性も高く、湿気対策にも良い。良い所ばかり目立ちますがデメリットもあります。

コンクリートを大量に使用するので総重量が大きくなる。また基礎幅が広いので深いところまで力が伝わる為、
軟弱層が厚い場合では沈下量が大きくなります。
理由は、基礎から地盤に力が伝わる範囲は基礎幅の約2倍だからです。
基礎幅の大きなベタ基礎では、当然より深くまで建物の荷重が伝わっていきます。
布基礎からベタ基礎に変更することで、新たな沈下のスイッチが入る場合もあります。

しかしベタ基礎には「やじろべえ効果」と言われる効果があり、基礎下の土が荷重に負けて一部が沈下しても、
次々と全体に荷重を伝達させていき、全体を下げようとする働きがあります。
この効果によってベタ基礎は均等な沈下を促す事が出来るのです。決して沈下しない基礎ではありません。
地層の傾斜している場合や各地層の厚さの違い、切り土と盛り土の境界にまたがった場合などでは
当然ベタ基礎でも不同沈下となります。ですからベタ基礎や建替えの場合でも地盤調査は必要なのです。


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